水輪フリースクール

生き方と働き方学校の新着情報&ブログ

INFORMATION

A.Yさんの体験発表

本日は水輪にお越しいただきありがとうございます。
私が水輪に来た経緯を少しお話しさせて頂きます。
私は高校生の15,16歳頃から躁うつ病という病に罹りまして、高校大学と進学はして卒業はしたのですが、就職が出来なくて、世の中にフリーターとして出て、その仕事も上手くいかなくて、体調も安定せずに、入院をしたことがあったり、寝たきりになってしまったこともあって、それをすごく両親が心配してくれて、あるきっかけで、水輪の「生き方働き方学校」の存在を知って、私をここに入所させてくれました。
何か乗り越えていかないといけないことや打ち勝っていかないといけないことというのが自分の中に沢山あったのですが、それに打ち勝つことができなくて甘えとか怠惰の中にずっといて、そんな自分は良くないなと思っていたのですけども、なかなか変えられなくて、その自分が凄く嫌だったのですけども、ここで30人が共同生活、24時間365日一緒に生活していて、裏表も無い、隠せない、全部見えてしまう、そんな生活をここで毎日送っていて、人間関係とか信頼関係というのは私はあまり上手く築けてこれなかったのですけども、本当に良い所も悪い所も見せて、それでもみんな受け入れてくれて、一緒にやっていける水輪の先生方やみんなやさおりさんの存在のおかげで、恐れや不安がすごく強くて、焦りというのも凄くあったのですけども、それが少しずつ良くなってきて、考え方や感じ方というのも、すごくネガティブなところが沢山あったのですが、だんだんと良くなってきたと思います。
色々生活している中で、人に対して言わなきゃいけないことがあったりとかするのですけども、「人は自分を映す鏡だ」という言葉があったのを思い出して、自分は本当に人のために言えているのかなと思ったりだとか、自分じゃなくて人のために本当に言えたのかなとか、そういう風に自分の感情で言ってしまう分には自分は楽かもしれないけれども、人のことを考えて、その人に伝えるにはどうしたら本質的に伝わるのかなとか、言い方も勿論そうなんですけれども、本当に言いたいことを伝えるにはこの人にどうしたらいいのかとか、そういうことを今までしてこなかったので、人間関係を築いていくうえで学ぶところがあったというか、考えるところが沢山あって、自分だけじゃなくて人も良くして周りも良くなれるようにするにはどうしたらよいのかとか、そういう風に考えられるようになってから、ネガティブで引きこもりがちだったのですけれども、だんだんと前向きになって、働くことに関しても、生活の一部のように感じられるようになってきて、嫌だなとかそういうことは感じなくなって、凄く育てていただいたと思います。
今日もソーラン節と歌と太鼓を披露させていただくのですけれども、みんな入院先から来た方もいて、畑の中を歩くことも大変だったりとか、なかなか動けない方もいらっしゃるのですが、みんな毎日毎日一歩ずつ頑張って、こうやってお客様に披露させていただくまでになりました。「今を生きる」というここの学びの集大成をお見せ出来たらいいかなと思います。
ありがとうございました。