水輪フリースクール

精神科主治医の先生のご紹介

– いのちの森クリニック院長・精神科主治医 - 
 – 井上弘寿先生プロフィール – 





精神科専門医・指導医(日本精神神経学会)、精神保健指定医(厚生労働省)、医学博士(自治医科大学)、産業医(日本医師会)。長野県生。上田高校、信州大学医学部医学科卒。学生時代より巽信夫先生に指導を受ける。精神病理学を専攻するため自治医科大学へ。加藤敏教授のもと臨床精神病理学を研鑽し自治医科大学大学院医学研究科博士課程修了。
信州大学医学部附属病院にて初期臨床研修修了後、同大附属病院、自治医科大学病院、栃木県立岡本台病院、栃木刑務所、本田技研工業(株)健康管理センターなどで臨床経験を積む。自治医科大学精神医学教室助教、こころのホスピタル町田を経て現在、信濃病院勤務。
「意識」、「人格(パーソナリティ)」に関する精神病理学的研究、外傷後ストレス障害に関する臨床疫学的研究に従事。「パーソナリティ障害の概念。『今日の精神疾患治療指針 第2版』。医学書院、東京、pp218-222, 2016」(共著)など論文多数。
※井上先生には2019年1月5日より、クリニック院長にご就任いただきました。

~井上弘寿先生より 生き方と働き方学校の在学期間について~
「入学の前提となる最も重要なことは、生き方と働き方学校の理念と目的を深くご理解いただくことです。そのうえで、入学する目的と覚悟を決めてください。」
いのちの森・水輪の全寮制フリースクール「生き方と働き方学校」へ入学後、基本的な在学期間は3年となっています。この在学期間に関して、現在在学している方々のカウンセリングをさせていただいている立場から。私が理解し、考えていることを述べたいと思います。
精神障害をもつ方が生き方と働き方学校を卒業し社会生活を送る上で、精神症状や精神状態の程度はもちろん重要ですが、それ以上に、生活機能、職業機能、対人関係機能のレベルが重要となります。さらに、それらの機能の基礎にあるパーソナリティ機能が重要です。
一般の精神科医療では、精神症状の評価に重きが置かれ、生活機能、職業機能、対人関係機能、パーソナリティ機能の評価は十分になされないきらいがあります。それらの機能を緻密に評価するに足る、生活や仕事、対人関係における詳細な情報、自己と対人関係に関する本人の内面に関する詳細な陳述を得るための体制が、通常の精神科医療にはありません。その点、生き方と働き方学校では、生活、実習、対人関係において緻密な観察がなされ、本人の内面についてもカウンセリング場面のみならず、生活場面での陳述、行動の詳細な情報が得られ、社会生活を送る上で重要な機能を評価し、生活場面での具体的な課題に一つ一つ取り組むことができます。
生活機能、職業機能、対人関係機能、パーソナリティ機能を高めていくことが、生き方と働き方学校における目標の一つです。つまり、生き方と働き方学校における生活と実習は、それらの機能を高めるリハビリテーションであると言えます。それらの機能はいずれも、数か月というレベルで目に見えて良くなるという性質のものではありません。….続きはこちらからお読みいただけます。
その他、井上弘寿先生より
「いのちの森・水輪について――私の実感と考え」
「いのちの健康を育む ~人間の身体、精神、霊性、社会をみつめて~」
「いのちの森クリニックにおける治療の実践と展望 ~精神科医療の現状を踏まえて~」等寄稿を頂いております。是非ご一読ください。