水輪フリースクール

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🍀ちゃのちゃんケアのメンバー エンジェルナース👼の紹介 その1

ちゃのまるちゃんこと塩澤早穂理ちゃんは、
生まれた時の医療ミスで
脳に重い障害を持ってこの世に生を受けました。
今では気管切開をしており、
おしっこはカテーテルを入れて導尿し、
うんちも介助が必要です。
ご飯はお鼻にチューブをいれて接取し、寝返りも介助が必要、
お風呂に入るのもお着換えも寝返りも介助が必要です。
そのため、ちゃのまるちゃんを24時間、
シフトを組んで完全介護するチームがあります。
名前は「エンジェルナース👼」です。
ただ普通にちゃのまるちゃんの介助をするだけではありません。
「エンジェルナース👼」のメンバーも、
「生き方と働き方学校」の生徒です。
皆それぞれ過去に苦しい経験、悲しい体験をして、
心身共にボロボロになった状態で
ちゃのまるちゃんの元に来ました。
しかし、ちゃのまるちゃんのケアを通して、
大切なことに気が付きます。
ちゃのまるちゃんは、何をするにもケアが必要です。
不自由な体でも、ちゃのまるちゃんは毎日毎日
一生懸命に生きています。
本当に大切なことは、「自分のいのちを精一杯生きること」。
過去のトラウマ、未来への不安、恐怖、怒り、悲しみといった
ネガティブなものに捉われていては、
「今」を生きることが出来ないのではないでしょうか。
私たちが生きているのは「今この瞬間」であり、
1秒前も過去であると塩澤先生方から教えて頂いています。
ちゃのまるちゃんは、「今」を一生懸命に生きること
を教えてくれる「先生」です。
私たちは、ちゃのまるちゃんを「ケアしている」のではなく、
「ケアをさせて頂いて」います。
今回は「エンジェルナース👼」のメンバーに、
ちゃのまるちゃんのケアを通して学んでいることを
書いて頂きました。
手足が不自由な人、
寝たきりの人、
ご飯を満足に食べられない人、
言葉が話せない人…
いろいろなハンディを抱えていても、
ひとりひとりの「いのちの輝き」、
「いのちの重み」は同じ。
ひとりひとりが心にダイヤモンド💎
を持っている。
みんな同じ、みんな笑顔、
みんなで補い合い、
みんなで助け合う。
そんな血の繋がりを超えた、
「こころで繋がり合う」
大家族として生き合って
「私もよくなる
あなたもよくなる
あなたも私もよくなるけれども
みんながよくなる」
ことを毎日、体験しています。
最初にご紹介するのは、水輪スタッフのA.Hさん。
朝に寝て昼に起きるシフトの中で
頑張っています。
🐰。.🍀⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒🍀⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒🍀.。🐰
以下、A.Hさんから、ちゃのまるちゃんケアを通して
学んだことの文章です。
私は、さおりさんケアをさせて頂いて13年目です。
私は、小さい時からお父さんとお母さんがいつも喧嘩をしていて
「二人がいなくなったらどうしよう」などの不安を抱え二人の
顔色を見て育ちました。
なんとか幸せになりたいと思っても幸せになれない。
強くなりたいと思っても、人に言いたいことを言えなくて、
言葉が出なくて、苦しくて泣いてしまう弱い自分が大嫌いでした。
なんとか変わりたいと思い、徳島から東京に上京するも
人に流されなりたい自分になれずにいました。
東京の生活の中で私は、アトピーがひどくなってしまい
更に自分の人生どう歩むべきなのかを
真剣に考えさせられました。
「水輪」に来たのは、初めは、
アトピーを良くするためだけでしたが、
研先生とみどり先生のお話を聞くたび魂が揺さぶられました。
私の人生で本当の事を教えてくれる
大人に初めて出会ったのでした。
私は、さおりさんと出会い始めは
どう接していいのかわかりませんでしたが、
私に苦しい事や悲しい事がある度、
さおりちゃんが私を「今」と言う現実に戻してくれます。
「何をくよくよしているの!
今の目の前の事を必死でやらないと、未来などないのよ!」
とさおりさんは、私に教えてくれます。
さおりさんは、みんなみたいな言葉は話せないけれど
声でいろんな事を表現してくれます。
私は、心でさおりさんといつも会話をしています。
私は、さおりさんが愛おしくてたまりません。
さおりちゃんの
ほっぺ
おめめ
お鼻の穴
おてて
あんよ
おしっこやウンチまで愛おしい。
子供の事をよく目に入れても痛くないと言いますが、
その気持ちが本当に今は、よくわかります。
私は、38歳になりますが、
さおりさんといると5歳の自分に戻るような
純粋な心にさせてくれます。
さおりちゃん、生まれてきてくれて、本当にありがとう。
これからもずっとずっと一緒に居たいけど、「永遠に」は、
難しい。わかっている。
時間は限られているからこそ、
今この瞬間を一生懸命生きようね。