青少年に贈る言葉

青少年達へ送る言葉

アシスタントスタッフ:飛田 航介 

いのちの森水輪で本物に出会ってみないか。

 今、君達が行先が見えず、もがき苦しんでいるのなら、それは君達が、この世の中なにかおかしい、狂ってると感じているからなんだ。だからこそ苦しいんだ。自分のやっていることに意味を見出せず、皆、周りは仮面をつけて偽りの人生を生きてる中で,本当のことって何?ともがいているはずだ。私自身の話になるけれど、私は東京で役者をやっていて、周りは皆仮面をつけていて、実は私自身も仮面をつけていた。でも排除されるのがこわくて、その仮面をつけたまま、何とか芸能界で生き残ろうと、偽りの自分を演じていた。実は私の祖父も役者だったのだけれど、心から尊敬していたので、だから何とか役者として生きて行こうと思っていた。でもそれが結局は自分に破たんを起こさせてしまったんだ。ニセモノばかりが多い中で、自分はいつしか酒におぼれ、引きこもりになり、うつの薬ものみはじめて、それでも浴びるように酒をのみ、とうとう倒れて生死の境をさまよってしまった。でもそれが転機となった。いのちの森水輪へ来てやってみよう、自分は変われるかもしれないと思ったのが7年前。この7年間は、それはもう驚きの連続だった。

 今に集中するということがどういうことかわかるかい?人は皆、八万四千の雑念のなかで生きているといわれている。それさえも気づかずに日々を過ごしてしまっている。本当のこと、本物、そしてつけ加えて、本当の自分に出会うには、今自分がやっている目の前のことに徹頭徹尾集中していくということなんだ。そうすることで雑念は押さえられていく。私はこのことを、いのちの森水輪の先生である塩澤みどり先生、塩澤研一先生から教わったのだけれど、今に集中することはここにいる仲間達が全員取り組んでいることだ。だから皆、竹を割ったようにさっぱりしていて、表裏がなく一緒にやっていて本当に信頼できる。

 いのちの森を是非見てほしい・来て感じてほしい。素晴らしい館物を。本物を作りつづけている水輪ナチュラルファームを。そして先生方と、ここで本物を求めている素晴らしき仲間たちを。大歓迎します。待っています。

青少年に向けて

標高1050m長野県の飯綱高原の飯綱山が見守る場所。早穂理さんという、クローバーでいったら、四つ葉のクローバー、障害をもった娘さんから始まり、今は、塩澤家3人+スタッフ、実習生、研修生の総勢27人で共同生活をしています。今までの生育歴でつけてきたクセ、人との関わり方、見直させてもらっています。自分に向き合うこと、乗り越えなければならないこと、今まで心を開いていなかった私にそれを出会わせていただきました。

今乗り越えるため、弱い自分に強い自分が勝つ

青少年に向けて

C.W

 ここいのちの森水輪では、スタッフ、研修生実習生、先生方に、早穂理さんを含め、今27名での共同生活をしています。

 皆で毎日の寝食を共にし、職場実習を通じて働き方や心構えを学び、自分をもっと知り、深め改善し、より良い人格をつくり成長できるようお互いサポートするという環境がここにはあります。

 館内実習では、館内をきれいに保つための清掃、お客様を迎えるための準備、人に喜んでいただくための学びがたくさんあります。

 厨房実習では、本格的な厨房で、お皿洗い、お料理などの実習で時間感覚、集中力をつけるなどの学びがあり、畑実習では本物の土に触れて耕し作物を植え育てていく。いのちに触れ自分自身の体、心が生きている実感を味わい、いのちを大切にする心を学ぶことが出来ます。

 私はいのちの森水輪で、人は一人ではなく、共に生きているのだということを実感しています。生活と仕事の実習の中で、一つ一つのことには意味があり、自分自身の考え方意識が、現実化して作り出しているということを思う場面が沢山あります。生活の一つ一つを大切に丁寧に今に集中し行うことがいかに大切か。その積み重ねが自分自身を作り人生さえも作っていく。それに気づいたとき、安心感が生まれ、自分はどう生きたら良いのかということが、少しずつわかってきました。

 「私はこれから、どうしたら良いのか。」「今、どうしたら良いのか。」を知れば、自然と苦しみは遠のくものです。今を懸命に生きる。今に集中する。今を生きていくことで本当の安心感、幸福感、利他の精神、あらゆる健全な精神は育まれるのだと思います。

 三つ子の魂百までと言われますが、今ここ自己を生きていくことで、今から生き直し、新しく生まれ自己を作っていくことは出来るのだと、実感し続けています。

 そして先生方、ここにいる仲間たちと共に、大切にしていることは働いて生活力をつける。色々なことが出来るようになるということももちろんですが、そのことの根幹に、心のあり方、考え方が一番重要なこととして、大切にしていることです。

 塩沢先生方は、どうしたら目の前の人が良くなるか、自分の欲や感情を超えて厳しく、時には優しく私たちを指導してくれています。

 そしてこの環境を心を高めるための場所として提供して下さっていて、その身をもっての奉仕の心は、本当に学ばさせて頂いています。

 ここで自分を一歩一歩高め、利他の精神を身につけていけるということを、本当に感謝しています。

どの様な場所で何を学んでいるか

T.N

 25人を超える人達と、掃除をしたりご飯を作ったりファームで野菜を作ったり、お給仕をしたり、共に食卓を囲み、共に後片付けをし、共に歌ったり共に寝、共に起き、自分の課題に気づき、共に成長していける場所です。

 すごく美しい自然が残っているところで、1800坪の自然農園が隣接していて春夏秋冬、本当に心が澄んでいく景色と出会うことができます。自然農園では、一切農薬や動物性堆肥を使わない野菜を50種以上育て、それを毎日頂いています。お米も田んぼを自分たちで復活させ、自分たちで作れるようになっています。

 食事のときにミーティングがあり、その日その日の気づきや課題を皆で共有し皆が気付きを深められ、生活力、人間力、仕事力を日々高めていける場です。

 自分のクセや傾向性に気付き、意識的に生きていける、自分を変えていける場所だと思います。

いのちの森水輪はどういう場所で何をして何を学んでいるのか 

2013年3月11日(月)日本にとって忘れられない日に。 

Y.N

 まず、行き詰ってどうしようもない人を救う場所。そしてやがて少し状態が良くなったら、その人自身の問題点に気付かせ、内省を促す場所。他者との関係、共同生活の中で、人間として正しいこと、思いやりを学ぶところ。騒音、悪臭、情報に苛まれず、惑わされず、自分らを見つめなおすことのできるところ。

 人間として正しいこととして、まず正直であること。嘘をついたり自分の中にとどめていると体に変調をきたして自分が気持ち悪くなることをひしひしと感じるようになった。

 傷だらけや欠点だらけや迷惑をかけても、決して甘えさせはしないけれど、あたたかく気にかけ合う人達がいる。どう思われるのか気にして装った発言は良くないこととし、相手のためを動機とした言葉や行動をとる。

 そしていつも大自然が包み込んでいて、静かに気付かないうちに体や心にエネルギーを送っているところ。時折はっとする光景を見せてくれる。大きな自然を感じさせられる。

 今まで深く触れなかった障害のある人、である早穂理さん。早穂理さんに全身全霊で向き合う研先生、みどり先生に触れ、ほんとうの差別しない心、他者を思う心を学んでいる。そして早穂理さんによって先生方が気付かされ、考え方を確固としたものにしてきたり、いろんなものを作ったり発展させてきたことを知った。

水輪で学んでいること

T.W

 僕はここに30のときに、それまで15年間患っていた心の病を最終的に治す場所として、選んでやってきました。今はそれから丸3年が経ちます。石の上にも3年といいますが、ここでの3年間の蓄積によって、ようやく体調のほうも寛解期を迎えることが出来ました。では何故ここまでいい状態に持ってきたかと言いますと、それは端的に言ってしまえば、ここでの基本理念である“今を生きる”という姿勢が、意識のうえで浸透して来たからだと思います。今はそれを潜在意識の次元にまで透徹させていくために、徹底的にそのことを心がけて、己の心棒を強くしている毎日であります。単調な意識実習の繰り返しではありますが、この実習なしには、己を安定軌道に乗せていくことは出来ないし、本物を作っていくことは出来ないと思っています。やはり人生基本が大事だし、基本さえしっかりと出来ていれば、1を100にすることだって出来ると思います。人生において大きく飛躍していくために、ここでしっかりと土台を作っておくことです。

青少年に向けて

R.N

 冬が過ぎ、春の訪れを鳥たちのにぎやかな声で感じます。自分はここに来て一年が経とうとしています。これからのシーズンは主にファームで汗を流しています。うまい空気と自然に囲まれて最高に気持ちいいです。

 自分は社会適応障害を抱えていて、うまく社会にフィットできずにいました。さらには医療ミスで左腕の機能を麻痺させられ自堕落な生活をしていました。

 しかし一年経った今では、ファーム実習を通してのリハビリと、今まで食べたことがないくらい美味い、完全無農薬の野菜をメインにした完璧な食事のおかげで左腕はほぼ完治に近づいています。

 心の病のほうも、ここではありのままの自分が出せ、自分を受け入れることで改善しつつあります。

 そして何より、仲間がいるというのが一番大きいです。「人は一人では生きていけない」その真の意味が分かり始めています。社会では上辺だけでごまかしていたことも、ここでは通用しません。仲間たちのおかげで、「本当に生きる」ということを日々の生活をフィルターにして太陽の光のように輝かしてくれています。

 まだ長い旅の途中、あなたも新しい物語、心に描けば、金よりもステイタスよりももっと大切なものを手に入れることができる。

水輪ってどんなところと聞かれたら

   M.S

長野県長野市の郊外の山奥にある飯綱高原というところにある青少年育成施設だよ。

色んな人がいて、それぞれ課題を抱えてるけれど、毎日本音でぶつかりあって何とか自立する力を身につけようと頑張っているよ。「心を高める人生を共に開き生きる」がいのちの森水輪の基本理念なんだ。

農業と宿泊施設、職場実習のためにやっていて、とても勉強になるんだ。あと、ここを運営してくださっているのは60代半ばのご夫婦なんだけど、いま37才の娘さんが生まれた時の医療ミスで重度の脳損傷を負って寝たきりで、食事も排泄も介助が必要で、気管切開をしてて、たんが出るから吸引しなくてはならなくて、ずっとここにいて、娘さんのケアーをしていたらだんだん人が集まってきていのちの森水輪ができたんだ。私は、その塩沢さん夫婦と娘さんのいる母屋という建物で毎日、掃除や食事準備、片付などの実習をやっていて、日々充実してるよ。

ここにきて考え方も色々学べたし。よかったよ。



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