2002年水輪通信38号より

日々の仕事と生活の中で〈6〉

〜水輪ワーク&スタディ日誌より〜
 ワーク&スタディは、眠っている遺伝子のスイッチをONにする心の働きです。今回の実習生の方は、神ノ木クリニックの山本忍先生の御紹介で、3カ月のワーク&スタディを終了しました。短期間にもかかわらず素晴らしい自己成長をされ、21世紀の新人として期待されています。この春からは、アロマセラピストのお勉強を本格的に始め、水輪でもセラピストとして活躍予定です。

A.S. さん(ワーク&スタディ実習生)
●2001年11月21日(水)
「ただ、淡々と仕事をする。」??
 今日から本格的なワーク&スタディが始まった。「初日だから何でも質問できる。」という安心感があって、楽な気持ちで仕事ができた。でも心の中に「明日お客様がみえるからキレイにしよう。」とか「ミスして注意されないように。」という思いがあったようだ。「ただ、淡々と仕事をする。」という心境が私にはまだわからない。

●2002年1月25日(金)
「本当のプライド」
 おひるの時間、私の書いたワークシートのことでみどり先生から話があった。みんなの前で私の考え方の悪いところを指摘され、恥ずかしかったが、その反面ほっとしている自分もいた。なかなか自分から変なプライドでできている皮をむけない私にかわって、みどり先生が皮をむいて中の私を見せてくれたんだと思う。

 「本当のプライドは誰にもキズつけられない自分」そのとおりだと思う。いつだって、いどむもの、とりくむものは自分の中にあるんだ。まわりのせいにしちゃいけない。

●1月26日(土)
「ただみんなでお料理しているだけだと気づいた」
 厨房での作業中、ジャガイモを取りに行って、ドアから入るとき、窓のむこうに厨房に立つ研先生とみさ子さんの姿がみえた。まるで絵とか写真とかTVの画面みたいに見えたが、そこに自分もいればいつもの厨房の風景だな、とはっとした。

 実はつくるのがかなり遅れていて、はりつめた状態だったのだが、窓の外から見える2人の姿はただごはんをつくっている光景でしかない。私が緊張したり、頭に血がのぼったりしている厨房作業は外から見るとこういう光景で、ただみんなでお料理しているだけだと気づいた。

 

〈3ヶ月間のワーク&スタディを終えて〉
 3ヶ月間をふりかえると、長いのか短いのかわからない、とにかく中身のこい日々だった、毎日がチャレンジだったと思う。そして本当にたくさんのことを教えていただいた。

 変なプライドの高さを捨てることができず、みんなとの間に壁を作り、そこを指摘していただいてもしばらくそれをみとめ、直すことができなかった、自分が壁をつくっていたのに、みんなの中に溶け込めなくて、すごい孤独感を味わったりもした、でも原因は全て自分にあって、自分がおこしていることに気づけて、生活がガラリと変わった、みんなの顔までちがって見えてきたし、一日一日どんどんみんなのことが好きになって、「少しでも近づきたい」と思うようになった、3ヶ月かかってようやく水輪の仲間につづくドアをあけて、一歩中に入ることができたみたいだ。

 「本当のプライドは何を言われても・されてもキズつかない自らを尊ぶ心。」みどり先生からこのことを教えていただき、気持ちを変えることができたんだと思う。

 「優しさと優柔不断は別」「自分以外に自分をキズつけるものはない」「自分の力、能力に制限をつけているのは自分」数えきれないくらいの真理を毎日教えていただいた。そして今、自己探求と真理を求める旅が始まった。始発駅はここ水輪、もしかして途中駅も終着駅も水輪かもしれないけど、とにかく本当の人生のスタートをここから始める。

 本当は3ヶ月間のワーク&スタディは短いんだと思う。最低3ヶ月はいないと、私の場合はダメだったんだろうけど、何とかドアをあけられてよかったとホッとしている。「さあ、これから!」というところで卒業するわけだが、何度もここに帰ってきて、交流を深め、意識を高めあっていきたいと思う。

 本気で導いて下さったみどり先生、研先生に心からお礼を言いたいです。「心の探求」に目覚めさせて下さったお2人の教育こそ、本物だと思います。

 本物の教育は、ただただ知識をつめこむのではなく、その人の学びたい!知りたい!という気持ちに火をつけることだと思います。まさしくお二人が日々実践されていることです。

 そして、知りたいという気持ちがおこって、何かに気づけた時、それが癒しにもつながるのかな?という気がします。結局、自分を癒せるのは自分だけ。でも最初の一歩は目覚めと気づきで、ここでの教育というか導きは人を目覚めさせ、その人に第一歩を進ませるものだと思います。

 小さいお台所で身体をよせあって食べたごはん。笑顔・笑顔でさおりちゃんをかこんだ時間。お客様をお見送りした後のみんなの充実した笑顔。真剣に向かいあった対座。緊張した顔や大笑いの声が行きかった厨房。たいへんだったけど忘れられない思い出になった内観合宿の水織音での日々。
 かけがえのない時間をすごさせていただきました。

 

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